IA論文テンプレート
Autor
東京都立大学システムデザイン学部インダストリアルアート学科
Letzte Aktualisierung
vor einem Jahr
Lizenz
Creative Commons CC BY 4.0
Abstrakt
東京都立大学システムデザイン学部インダストリアルアート学科,及び大学院における論文(卒業,修士,博士)フォーマットです.修正日:2024年1月19日
% 更新日2024年1月19日 by Tetsuaki Baba
\documentclass[a4paper,uplatex]{jsarticle}
% 学部は \documentclass[a4paper,uplatex]{jsarticle}を利用して,\section で論文を構成してください.
% 修士、博士は \documentclass[a4paper,uplatex]{jsreport} を利用して, \chapter で論文を構成してください.
\usepackage{iapaper}
\usepackage[dvipdfmx]{graphicx,xcolor}
\usepackage{listings}
\begin{document}
% ソースコード表記は code_listings.tex を参照してください。詳細:https://www.overleaf.com/learn/latex/Code_listing
\include{code_listings.tex}
% 卒業論文の場合は \degreethesis
% 修士論文の場合は \masterthesis
% 博士論文の場合は \doctorthesis
\degreethesis %このサンプルでは卒業論文にしています
\title{論 文 題 目}
\date{2023 年度}
\advisor{指導教員名} % 指導教員名を入れる
\IDnumber{学修番号}
\Bauthor{氏 名} % 自分の名前を入れる.修士の場合は \Mauthor{氏名} に変更する.
\submissiondate{2024年1月31日}
\maketitle
\pagenumbering{roman} % 要旨はRoman書体で表示
\setcounter{page}{1} % 1から振り直す
% 副題がある場合は必ず先頭にハイフン(半角)を3つつけること
\jasummary{論文タイトル}{--- 副題(必要であれば記入)}
ここには日本語文章のみで論文要旨を記述してください。A4一枚程度の文量を目安としてください。なお修士、博士論文の場合は学位申請で提出した要旨と同一のものでなければなりませんので注意してください。
\summary{Title}{--- Subtitle}
The author shall describe his/her thesis in English text. 150 words.
\makemokuji
\newpage
\pagenumbering{arabic} % 論文本体はArabicで表示
\setcounter{page}{1} % ページ番号を1から振り直す
% 修士論文や博士論文等で記述ページが多い場合は,\section(節) ではなく,\chapter(章) を使ってください
\section{はじめに}
論文の執筆にあたり必要最低限の注意事項(論文の構成、フォーマット、提出期限等)を記載した。利用するアプリケーションはMicrosoft Word、\TeX (\LaTeXe)としています。なお本稿は \TeX ユーザに対してガイドラインを説明する。一部内容は Microsoft Word のそれと重複する。
\section{\TeX のインストール}
\TeX を利用して論文を作成する際、予めそれらに関するソフトウェアを導入必要がある。まずあなたが\TeX 初心者である場合はTeX Wiki \footnote{http://oku.edu.mie-u.ac.jp/~okumura/texwiki/} を参照することから初めて欲しい。各OSに関してインストールには様々なやり方が存在するが、個人的には以下が初心者にとって最も利用しやすいパッケージである。特にブラウザ動作のOverleafは特別な環境構築をせずとも、こちらから提供するIA論文フォーマットを利用することですぐに執筆に取り掛かることができます。
\begin{itemize}
\item Windows:TeX インストーラ 3\footnote{http://www.math.sci.hokudai.ac.jp/~abenori/soft/abtexinst.html}
\item Mac OSX:MacTeX\footnote{http://www.tug.org/mactex/2011/}
\item ブラウザ動作:Overleaf\footnote{https://ja.overleaf.com}
\end{itemize}
\TeX の扱い方について、不明な点がある場合、ウェブ上に大量の参考資料があるので、基本的には自己解決してください。\TeX を利用することにあまり自信がない方はMicrosoft Wordを利用してください。
\section{文字コード}
このファイル main.tex は UTF-8 の文字コードにて記述されています.例えばmacTex等のローカル環境ではデフォルトのTeXShop編集画面が文字化けして表示されると思います.その場合は環境設定で文字コードをUTF-8に変更してください.
\section{論文の構成}
論文は本論を含め以下の1--8の項目を含むこと。ただし各項目がそのまま章や節タイトルになるわけではない。適切な見出しは指導教員とよく相談すること。
\begin{enumerate}
\item 表紙 … 論文全体の内容を表す表題、指導教員名、提出年月日、学修番号、氏名等を記載すること。
\item 要約 … 論文全体の要約を和文2000 字程度、英文150語程度で記述すること。研究の背景、目的、実施内容、その手法と結果、結論を簡単明瞭に網羅すること。
\item 目次 … 論文の章・節の番号とその表題およびページを記入すること。
\item 序論 … 論文の第1章では序論(又は背景、はじめに等)として、その分野における本研究の位置付け、歴史的背景、本研究の目的を述べること。従来研究のリミテーションを述べ、本研究がどういう点で既存問題解決に役立つか、又は新しいかを明確に述べる必要がある。
\item 本論
\item 結論 … 論文の最後の章に結論を設けること。研究目標に対してこの研究がどこまで到達できたかを検討し簡単に記述すること。また、本研究で成し得なかった事項、今後の課題等も述べるとよい。
\item 謝辞… 研究を遂行する際、援助・協力等があった場合、必要に応じて謝辞を記すこと。
\item 参考文献 … 研究内容に直接関係のある文献、引用した文献等は必ずその出処を明らかにすること。
各項目は節で構成される。具体的には section を利用する。副節は subsection を利用する。
\end{enumerate}
\section{論文のフォーマット}
\subsection{レイアウト:Microsoft Word}
用紙のサイズはA4.印刷は片面印刷とし、余白は上35mm、他下左右30mmとし、ヘッダーの用紙の端からの距離は15mm、ヘッダーのそれは17.5mmとします。
Microsoft Wordの標準設定であり、Microsoft Wordの使用者は特に設定する必要はないです.用紙の確認は、「ファイル」メニューより「ページ設定」、余白と用紙サイズが以下のようになっているかを確認します。本文の日本語フォント種類はMS明朝、英語フォントはTimes New Romanとします.フォントの大きさは10.5ポイント.本文中で使用する英語や数字は基本的に半角文字とします(表記が論文内で統一されていればどちらでもよい).また、句読点も論文内で統一します。句読点は一般的に横書き論文においては「,.」を利用し、縦書き論文において「、。」を利用します。句読点の設定はIMEの環境設定から行えます。
論文のレイアウトは、A4文字の大きさは12ptとし、1行当たりの字数を40字、行数を30行とする。修士論文の場合50ページ程度を標準とする。用紙の下中央に連続したページ番号を付けること。
\subsection{レイアウト: \TeX}
原則は、上記で示したMicrosoft Wordの形式の通りとなります。ただし字数に関しては \TeX が最適な字間を決定するため、あくまで40字は目安となります。
\subsection{ソースコードの入れ方}
ソースコードを論文に記載する場合は、以下のような記法を利用してください。出力結果はListing.\ref{list:label}に示します。図は表と同様に番号を振るのを忘れずに。配色はcode\_listings.texを編集することで各自変更することが可能です。特別なこだわりがなければデフォルトのまま利用することをおすすめします。
\begin{verbatim}
\begin{lstlisting}[language=Javascript]
ここにコードを記述
\end{lstlisting}
\end{verbatim}
% ソースコードの挿入
% 詳細: https://www.overleaf.com/learn/latex/Code_listing
\begin{lstlisting}[language=Javascript, caption=p5.js start sample, label={list:label}]
function setup() {
createCanvas(400, 400);
}
function draw() {
background(220);
}
\end{lstlisting}
\subsection{図表の入れ方}
図は figure 、表は table にて挿入する。図\ref{fig:tmu_hino}は日野キャンパス外観を示す。本稿で利用できる画像形式は jpg, png を中心に利用されたい。ただしEPS, TIFF も利用できる。どちらの場合も解像度を考慮してデータを作成すること。図を複数枚横に並べて表示したい場合は、minipage を利用すると図\ref{fig:tmu_hino_yokonarabi}の様に表示できる。
\begin{figure}[t]
\begin{center}
\includegraphics[width=0.95\hsize]{./images/sample.jpg}
\caption{東京都立大学日野キャンパス}
\label{fig:tmu_hino}
\end{center}
\end{figure}
表\ref{tab:sample}はインダストリアルアートにて開講している授業を示す。
\begin{figure}[t]
\begin{center}
\begin{tabular}{ccc}
\begin{minipage}{0.3\hsize}
\includegraphics[width=\hsize]{./images/sample.jpg}
\end{minipage}
&
\begin{minipage}{0.3\hsize}
\includegraphics[width=\hsize]{./images/sample.jpg}
\end{minipage}
&
\begin{minipage}{0.3\hsize}
\includegraphics[width=\hsize]{./images/sample.jpg}
\end{minipage}
\end{tabular}
\caption{日野キャンパス横並び}
\label{fig:tmu_hino_yokonarabi}
\end{center}
\end{figure}
\begin{table}[t]
\caption{インダストリアルアートの授業}
\label{tab:sample}
\centering
\begin{tabular}{lcr} % l:Left, c:Center, r:Right 寄せ
\hline
授業名 & 担当教員 & 場所 \\
\hline \hline
インダストリアルアート概論 & 全教員 & 南大沢 \\
インダストリアルアート特別研究 & 全教員 & 日野 \\
\hline
\end{tabular}
\end{table}
\subsubsection{図表の位置}
\TeX では図表位置は基本的にはシステムにまかせて記述します。システムが適当なスペースに対して図を割り当ててくれます。それでも「この図はなるべく文章の近くに」、「ページの頭に」といった希望があると思います。そのような場合はfigureのオプションを利用してください。例えば下記のように[htb]と指定した場合、第一希望はh(here:その場所)に、第2希望はt(top:ページトップ)、第3希望はb(bottom:ページ下)に表示するように調整してください。ただし全体のレイアウトから必ずしもユーザの希望が叶うわけではありません。
\begin{verbatim}
\begin{figure}[htb]
\end{verbatim}
\subsection{参考文献の書き方}
参考文献は、ジャーナルの場合、著者名・タイトル・雑誌名・巻号・ページ・発行年、著書の場合は、著者名・書名・発行所・発行年、以上の順に書くこと。書籍の場合は、著者名、書籍タイトル、出版社、発表年の順。著者が複数の場合も略さず全著者名を記入すること。これに関しても分野によっては、記述形式・記述順番が異なるので、指導教員にあらかじめ確認してください。\TeX では文献を thebibliography 以下に列挙し、リスト名を作っておくことで、適時\cite{sample}\cite{baba} などとcitationができる。なお参考文献の作成の仕方は幾つかあり、このサンプルファイルでは \textbackslash{bibitem} で都度入力する方法である。文献の引用数が増える場合は、文献を別ファイルでbibtex形式(このサンプルではreferences.bib)に保存し、そちらから参照をする自動化すると便利です。また文献引用の番号を引用順にする場合も bibtex を利用するのが便利です。\textbackslash{bibitem}で都度追加すると、追加した順番で文献番号が振られてしまうので注意してください。詳細はソースのコメントを参照してください。
% 文献がaddcontentslineされた順に並ぶ。引用の順番にするには bibtexを参照する bibliography コマンドを利用する
\begin{thebibliography}{999}
\addcontentsline{toc}{section}{参考文献} % 番号を振らずに目次に追加
\bibitem{sample}
著者名1,著者名2,
論文タイトル名、
発表シンポジウム・会議名、
発表学会名、
記事番号やページ、
発表年
\bibitem{baba}
Tetsuaki Baba and Kiyoshi Tomimatsu. 2006. Freqtric drums. In ACM SIGGRAPH 2006 Emerging technologies (SIGGRAPH '06). Association for Computing Machinery, New York, NY, USA, 12–es. https://doi.org/10.1145/1179133.1179146
\end{thebibliography}
%%% 参考文献をbibtex形式で引用する場合は上記の参考文献箇所はコメントアウトし、以下をコメントインする。
%%% junsrt: 引用順に文献番号を振る
%%% jplain: アルファベット順に文献番号を振る
% \bibliographystyle{junsrt}
% \bibliography{references}
\section*{謝辞}
\addcontentsline{toc}{section}{謝辞} % 番号を振らずに目次に追加
IA論文フォーマットを作成するにあたりご尽力いただいた教員、学生のみなさまに深謝いたします。
% sectionのあとにアスタリスクをいれると、番号が振られず、目次にも掲載されない節となります。
\section*{論文の提出期限}
大学院は大学院教務委員に確認し、学部生は指導教員に確認してください。
\end{document}